水準測量による地殻上下変動結果

 国土地理院では、平成16年の三宅島帰島対策関係省庁連絡会議等における東京都からの要望を受けて、三宅島への村民の帰島にあわせ、火山活動に伴う最新の地殻変動の把握と三宅村の復興に必要な高さの基準となる「水準点」の整備等のために、平成17年1月に水準測量を実施しました。

 今回実施した水準測量と平成14年10月に実施した水準測量による外周道路沿いの水準点の上下変動量は、三宅島験潮所附属水準点(10236)を基準にとると、島の東側の一部において最大で約4cm程度の沈降でした。また、その他の地域においては、1cm程度の小さな変動量でした。(詳細は資料1をご参照ください

 平成12年の三宅島・雄山の噴火前後における水準点の上下変動量は、島全体が沈降し、特に島の南側を中心に最大約1m程度という大きな沈降でした。(詳細は資料2をご参照ください