札幌市児童生徒社会研究作品展
第38回(平成29年) 札幌地区 主催:札幌市教育地図研究会作品展の概要「札幌市児童生徒社会研究作品展」は、札幌市の児童生徒の社会的なものの見方や考え方を育てると共に表現する力を高めるために、自由研究を中心に社会科・生活科及び総合的な学習の時間等の内容を生かした作品を募集し、将来のよき札幌市民・北海道民の育成につながることを願って、毎年9月から10月に開催されています。 国土地理院長賞 作品名:札幌川沿冬安全地図 受賞者:札幌市立藻岩小学校 6年 塩見 花乃子 作品主旨:私は去年、自分の住む地域の夏の安全地図を作ったので、今回は冬の安全について調べ 札幌市長賞 作品名:手稲人口未来図 受賞者:札幌市立稲積中学校 3年 逢坂 里歩 作品主旨:高校入試を控えているので、近辺の高校の学級数を調べてみると、とある高校で学級削減を行うことが分かり理由は少子化でした。私の住んでい地域でも日本の形態と同じように少子化が進んでいることに焦りを覚えてこれからの学校規模を地図と照らし合わせ、調べることにしました。そして私の住んでいる地域の未来人口を区役所で調べグラフ化しこれからの私の住んでいる地域や日本の人口問題について調べてみることにしました。 札幌市教育長賞 作品名:自転車ルールモニタリング 受賞者:札幌市立幌北小学校 4年 下道 彩愛 作品主旨:私は学校で自転車安全教室を受けた後、ルール違反の自転車が非常に多いことに気づきました。そこで北警察署へインタビューに行き、学区内の自転車や車の事故発生場所を教えてもらい、件数の多い場所を現地調査しました。中央図書館ではルールが守られない理由を本で調べると、多くの人が「ルールを守らなくていい」と考えている事が分かりました。そこで私は車道ではなく歩道上に自転車用走行スペースを作ることを提案します。 奨励賞/札幌市教育長賞 作品名:自分達の住んでいる西区山の手の防災について 受賞者:札幌市立山の手小学校 6年 野崎 幸子 作品主旨:修学旅行で行った洞爺で学んだ防災。私の住んでいる地域ではどうなっているのか気になり、近くの三角山周辺の立体地図を作りました。山から防災を知ると同時に、この地域の特色でもある三角山を好きになるきっかけにもなりました。調べていくうちに、今まで知らなかった三角山の歴史も知りました。防災マップは、自分で書き写すことで危険地域を知りながら、地図作りの大切さも知りました。これが防災の参考になれば嬉しいです。 札幌市教育地図研究会会長賞 作品名:2017わたしの「じしんひなん」マップ 受賞者:札幌市立篠路西小学校 2年 近藤 舞桜 作品主旨:地しんは時間や場所に関係なく私達をおそいます。防災センターで私が住む札幌の地下にも大型地しんを引き起こす活断そうがねむっていると知りました。もし家族がそろっていない時や私が家に一人の時、どうやってひなんするか、家族と会えるまでの時間をどう安全にすごすか、そのためには何が必要か考えました。実際に兄妹だけで防災食を作って食べたり、荷物を背負って歩いたり、防災道具の使い方を調べたりとても勉強になりました。 札幌市教育地図研究会会長賞 作品名:鉄北線 1周回って知らない話SP 作品主旨:札幌では市電がループ化され、利用者が増えました。そんな市電は昔、私が住む幌北地域にも鉄北地域にも鉄北線として走っていました。便利な市電がなぜこの町から消えたのか。市電に乗り中央図書館や札幌オリンピックでの調査、交通資料館でのインタビューの結果、札幌冬季オリンピックをきっかけに地下鉄ができ、鉄北線が廃止されたことを知りました。将来市電を延ばす計画がありますが、鉄北線のようにならないか見守りたいです。 地図協会賞 作品名:松浦武四郎の足跡を訪ねて 受賞者:札幌市立手稲東中学校 2年 青野 友香 作品主旨:来年は、「北海道」命名150年、松浦武四郎が蝦夷地に足を踏み入れてから160年になります。現代は発達した交通網でどこへでも行けますが、160年前の武四郎は樺太と北方領土を含め蝦夷地を6回も探検し、アイヌの人の力を借りて川の上流を目指し歩いて「東西蝦夷山川地理取調図」を完成させます。私は音威子府の北海道命名の地から天塩川上流の野営地を調べましたが、アブ等が飛んでいて写真1枚撮ることも大変でした。 |