硫黄島の地殻変動(2023年11月29日更新)

概要

2023年10月21日から翁浜沖で噴火が発生している硫黄島について、だいち2号の観測データを使用し、解析を実施しました。

  • SAR強度画像では、翁浜沖に陸地とみられる反射強度の強い領域が見られます(白破線)(図1)。
  • 11月24日の観測から大きな変化は見られません(図2)。

解析結果【速報】

強度画像

SAR強度画像 (左) 2023年11月24日 (右) 2023年11月27日
図1 SAR強度画像 (左) 2023年11月24日 (右) 2023年11月27日


拡大図(2023年10月30日からの変化)

SAR強度画像(2023年10月30日からの変化)
図2 SAR強度画像(2023年10月30日からの変化)

※詳細はこちらをご覧下さい。(PDF形式:907KB)



解析:国土地理院 原初データ所有:JAXA

※今回の結果は速報であり、より詳細な分析等により、今後内容が更新されることがあります。
※SARで用いられる電波は噴煙を透過するため、噴火中であっても火山の地形変化の状況を把握することができます。
※本解析で使用したデータの一部は、火山噴火予知連絡会衛星解析グループの活動を通して得られたものです。

〇参考資料
国土地理院の干渉SAR ホームページ
SAR強度画像とは

問い合わせ先

国土地理院測地部
宇宙測地課長
小門研亮 TEL029-864-4813(直通)

国土地理院地理地殻活動研究センター
地殻変動研究室長
宗包浩志 TEL029-864-6925(直通)

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