情報共有会合(令和5年度)

開催状況報告

第2回情報共有会合(令和5年11月30日)

日時

令和5年11月30日(木) 14:00~15:30

会議形式

ウェブ会議システム(Microsoft Teams)によるオンライン開催

参加者

北海道大学(2名)、酪農学園大学(1名)、北海道開発局(6名)、札幌管区気象台(1名)、第一管区海上保安部(1名)、北海道地方環境事務所(1名)、北海道(6名)、道総研エネルギー・環境・地質研究所(2名)、札幌市(2名)、岩見沢市(1名)、千歳市(1名)、恵庭市(1名)、建設コンサルタンツ協会北海道支部(1名)、スペーシャリストの会(1名)、北海道産学官研究フォーラム(2名)、北海道測量設計業協会(1名)、北海道G空間情報技術研究会(1名)、日本写真測量学会北海道支部(2名)、Digital北海道研究会(1名)、EnVision環境保全事務局(1名)、国土地理院北海道地方測量部(3名)

参加者計38名

議事

  1. 挨拶(北海道地方測量部長)
  2. 話題提供
  (1)高校「地理総合」における地理空間情報およびGIS の活用と課題(PDF 3MB)
   (北海道大学大学院文学研究院教授 橋本 雄一様)
  (2)GISの活用事例の紹介(PDF 1MB)
   (事務局)
  1. 意見交換
  2. 挨拶(北海道地方測量部長)
 北海道大学大学院文学研究院 教授 橋本様からは、高校「地理総合」における地理空間情報およびGIS の活用と課題について、話題をご提供いただいた。
 「地理総合」の必履修化により、社会的に地図リテラシーの向上を図る体制が整いつつある一方で、授業における地図/GIS教育や、教員の養成環境について課題があることをご紹介いただいた。
 学部門の参加者から「地理教育の現状が垣間見えた」というご意見をいただいたほか、産部門の参加者から「生成AIの登場によって、教育現場でも議論されているようだが、地理やGISの分野では何か変化はあるか」という質問などがあった。

 事務局からは、GIS の活用事例を紹介した。地理院地図に関係する内容、情報共有会合に参加いただいている市が公開しているGISについて参加者から補足をしていただきながら情報共有を行った。

 意見交換では、産部門の参加者から「アナログにしろ、デジタルにしろ、データや地図の精度がちゃんと伝わっているかが大事になる。どれだけの精度を持っているのか分かるように伝えてほしい。」というご意見をいただいたほか、学部門の参加者から「市町村のWebGISが年々使いやすくなり、データも豊富になってきて良い時代になったと思った。今回はWebGISの現状をお知らせいただいたが、今後WebGISの効果についても話を伺いたい。」というご意見をいただいた。

その他(連絡事項など)

 次回以降の情報共有会合については、日時は未定だが、事務局で検討して、改めて連絡すると伝えた。事務局から、「情報共有会合の参加者には随時情報提供も行っているため、メール等で周知したいイベントなどの情報とかございましたら、地理院までご相談ください」と連絡した。

第1回情報共有会合(令和5年9月29日)

日時

令和5年9月29日(木) 13:30~15:30

会議形式

ウェブ会議システム(Microsoft Teams)によるオンライン開催

参加者

北海道大学(2名)、酪農学園大学(2名)、北海道開発局(5名)、北海道運輸局(1名)、札幌管区気象台(1名)、北海道地方環境事務所(1名)、陸上自衛隊北部方面総監部(3名)、北海道(6名)、道総研エネルギー・環境・地質研究所(1名)、札幌市(2名)、岩見沢市(1名)、石狩市(1名)、スペーシャリストの会(1名)、北海道産学官研究フォーラム(2名)、北海道G空間情報技術研究会(1名)、日本写真測量学会北海道支部(2名)、Digital北海道研究会(1名)、EnVision環境保全事務局(1名)、国土地理院北海道地方測量部(3名)

参加者計37名

議事

  1. 挨拶(北海道地方測量部長)
  2. 情報共有会合について(設置の経緯ほか)
  3. 話題提供
  (1)デジタルツインによる冬期道路交通マネジメントシステムの技術開発
   (北海道大学 大学院工学研究院 教授 萩原 亨様)
  (2)「北海道航空・宇宙研究会設立記念シンポジウム」での発表事例(PDF 1MB)
   (北海道産学官研究フォーラム 副理事長 藤原 達也様)
  1. 意見交換
  ・事前アンケート結果
  ・今後の予定(内容等を含む)
  1. 挨拶(北海道地方測量部長)
 北海道大学 大学院工学研究院 教授 萩原 亨様からは、デジタルツインによる冬期道路交通マネジメントシステムの技術開発について、話題をご提供頂いた。
 リアル(物理)空間にある情報をIoTなどで集め、サイバー(仮想)空間でリアル空間を再現するデジタルツインという技術を用いて、冬期の人やモノの移動にかかる負担軽減、効率化を実現するための技術開発(道路の視界情報、路肩の堆雪状況、都市内の交通状況の収集・活用)についてご報告いただいた。
 学部門の参加者から「データの収集に時間的な制限があるなかでの補完方法」について質問があったほか、官部門の参加者から「シミュレーションの適合率はどのくらいか」という質問などがあった。

 一般社団法人北海道産学官研究フォーラム 副理事長 藤原様からは、2023年8月4日に開催された「北海道航空・宇宙研究会設立記念シンポジウム」での発表事例をご紹介いただいた。
 官部門の参加者から「シンポジウム内で成層圏プラットフォームや超低軌道衛星や新たなプラットフォームの研究状況などの説明はあったか」という質問があったほか、「今後の宇宙航空分野についてのイベントやシンポジウムの開催予定」について質問があった。

 意見交換では、地理空間情報やGISの活用状況、情報共有会合の今後のテーマについて事前アンケートを行い、その結果から「GISの活用など」「データ提供(公開情報・有料事例・セキュリティ)」「3次元、PLATEAU」「リモートセンシング・JAXA・ドローン」「衛星測位」「地図関係」「防災」「教育」に分類し、参加者から補足をしていただきながら意見交換を行った。次回以降の情報共有会合では、参加者からの意見を踏まえた話題を設定することを確認した。

その他(連絡事項など)

事務局から、「情報共有会合の参加者には随時情報提供も行っているため、メール等で周知したいイベントなどの情報とかございましたら、地理院までご相談ください」と連絡した。

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