最終更新日:2024年3月11日

災害時に空中写真を地理院地図へ掲載するための自動データ作成ツールの開発

Development of Automatic Data Generation Tool for Publishing Aerial Photos on GSI Maps in Disaster Response

著者

基本図情報部  笹川啓

要旨及び本文

 国土地理院では政府の災害対応の一環として,災害時に空中写真の撮影を行い,地理院地図から迅速に公開している.地理院地図で個々の空中写真を閲覧するために必要な上載せ情報の作成や,北を公開画像の上方向とする画像回転等について,従来は複数人が手動で同時作業を行っていたが,本ツールの開発により自動処理が可能となり,1名で全作業が行えるようになった.また,空中写真のみならず,一眼レフカメラによる斜め画像や,地方整備局で運用している災害対策用ヘリコプターの撮影動画をキャプチャーした画像も自動処理可能となった.
 本稿では,このツールの詳細について説明するとともに,自動化により従来実施していた手動作業がどの程度省力化されたのかを報告する.

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