仙台市中学校生徒地図作品展 仙台地区

仙台市中学校生徒地図作品展 仙台地区

作品展概要

主催:仙台市中学校社会科研究会 (第38回:仙台地区)

  • 作品展の概要
    • 「仙台市中学校生徒地図作品展」は、仙台市内の中学校生徒が高度分布図、土地利用図、地図模型の作成を通して、地図についての理解と地理的な考察力を育てるとともに、資料活用の能力を高めることを目的に毎年11月に開催されています。
  • 作品(18年度:10点)

仙台市立五橋中学校 3年 戸嶋琴子

 

(仙台市長賞)

 

私は、今年で2度目の地図着色に挑戦しました。そして、今年は昨年より難易度の高い「前橋」を塗りました。この地域は桑畑が多く、その分布を紫色で強調して着色しました。紫色は色むらが出やすく、塗る箇所も多かったので時間がかかり大変でした。しかし、友達と互いの作品の進み具合や出来具合を見合い、励まし合ったおかげでよい作品ができたと思います。そして、仙台市長賞という素晴らしい賞をいただいき、全国地図作品展にも出品していただいたことをとても嬉しく思います。


仙台市立五橋中学校 3年 川村香月

 

(仙台市長賞)

 

私が、「仙台」を着色しようと思った理由は、中学校最後の作品を飾るのには、自分が住んでいる町を選ぶことがふさわしいと思ったからです。また、「仙台」とはどんな環境に囲まれているのかを知りたいと考えたからです。実際着色を進めると、河川にそった水田分布や市街地の拡がりを実感しながら作業ができ、勉強になりました。今年は、目標に掲げた3年連続金賞達成の年となり、この作品展に挑んだ3年間は、自分の成長にも大きくつながったと思っています。


仙台市立沖野中学校 3年 野田ゆかり

 

(仙台市長賞)

 

私が「江住」を選んだのは、学校にあった卒業生の作品がとても綺麗で、一目見て「これにしよう」と思ったからです。最初、真っ白だった地形図に、自分で色を入れていくのはとても大変でしたが、その分、とてもやりがいのあるものでした。夏休みなどは3年生という学年から、いろいろな焦りや不安があり、まったく進まなかった時もありましたが、最後の最後まであきらめない気持ちを持てたから、この作品が完成したのだと思います。


仙台市立五橋中学校 3年 佐藤奈子

 

(国土地理院長賞)

 

3年間の地図作品展出品でしたが、最後の年となる今年は大作の「高崎」に挑戦し、とにかくむらがないように着色しました。また、この地域にまだ多く見られる桑畑や新興の工業地帯が目立つような色の選定と塗りに注意をしました。最初から最後までとても新鮮な気持ちで地図に向き合い、楽しく作業ができました。

3年間地図作品展に出品できたのも、先生や友だちのおかげです。この地図を完成させた時の達成感と支えてくれた人々への感謝の気持ちを忘れず、3年間の作品を大切にしてきたいと思います。


仙台市立東華中学校 3年 土井譲

 

(仙台市長賞)

 

私は、今年初めて地図着色をしました。ぬり始めはとても簡単で楽しかったです。だけど、ぬり続けていくと複雑になってきて、都市部はとても難しかったです。

佐賀をぬっていて感じたことは水田が多いことです。水田が白地図の約半分をうめるくらいあって、色の濃さをそろえるのが大変でした。佐賀の水田には水路もあって、農業の特色が出ていると思いました。


仙台市立沖野中学校 2年 針生弘実

 

(国土地理院長賞)

 

私が高度段彩に挑戦しようと思ったきっかけは、細かい作業や色塗りが好きだからです。でも、自分が思っていた以上に作業は細かくて、時間も予想以上にかかってしまいました。作業をしていて一番大変だったのは、立体感を出せるように何度も重ね塗りをした点です。また、河川を塗りつぶさないようにすることにも苦労しました。最後はうまく濃さが出て、自分の納得のいく作品になってよかったです。来年もぜひ高度分布図を作成したいです。


仙台市立八木山中学校 2年 井上真奈未

 

(仙台市長賞)

 

今回の地図作品は最初、一枚だけの予定でした。ですが期限まで時間があるということで二枚作成することになりました。初体験の地図作品でいきなり二枚というのは大変難しく感じ、特に難しかったのは山地でした。山地はつやが出るように何度も塗り、時間がかかりました。そのおかげで果樹園などもはっきりして山形盆地をうまく表現できました。

初めてのことばかりですごく苦労しましたがそれ以上に達成感があり良い体験でした。


仙台市立五橋中学校 3年 五十嵐早紀

 

(国土地理院長賞)

 

私がこの地図作品展に出品しようと思った理由は、昨年度の先輩方の地図をみて興味をもったからです。始めの頃は完成できるか不安でしたが、多くの時間を費やしながらも完成させることができた時の喜びは素晴らしいものでした。

色塗りが進むにつれて、「甲府」の果樹園や桑畑の分布が明らかになり、たくさんの情報を知ることができ、地図というものを様々な角度からみることができるようになりました。地図作品展に出品して本当に良かったです。


仙台市立上杉山中学校 3年 坂田宙希

 

(国土地理院長賞)

 

約二か月間、黙々と等高線を書き、カッターで切り、貼り合わせるという単純で奥の深い作業を続け、やっと完成した時には、なんともいえない充実感がありました。目はチカチカ、肩は凝るという状態に何度か挫折しそうになりましたが、徐々に形になっていく模型に励まされて最後まで作業を続けることが出来ました。不器用な自分なりに完成度は高かったと、とても満足しています。


仙台市立長命ヶ丘中学校 3年 菅原朋樹

 

(仙台市長賞)

 

この作品を作る過程で、一番苦労した点は、等高線の間隔がとても狭くて、切れやすかったこと、大きな頂上をいくつもつくることで、歪みが大きくなり、直しながら作ることでした。槍ヶ岳は、山頂が多く切り立った地形なのでとてもやりがいがありました。山の名前には、人の名前がついている山が多くあり、その名前の由来なども調べてみたいと思いました。