札幌市児童生徒社会研究作品展 札幌地区

札幌市児童生徒社会研究作品展 札幌地区

作品展概要

主催:北海道教育地図研究会・札幌市教育地図研究会(第27回:札幌地区)

  • 作品展の概要
    • 「札幌市児童生徒社会研究作品展」は、札幌市の児童生徒の社会的なものの見方、考え方を育てると共に表現する力を高めるために、自由研究を中心に地図部門と社会科・生活科・一般作品部門で作品を募集し、児童生徒のより一層の学習向上に寄与することを目的に毎年10月~11月に開催されています。
  • 作品(18年度:10点)

札幌市立西岡北中学校 1年 中村梨乃

 

(札幌市教育長賞)

 

西岡、福住は、札幌市の南東に位置し、有名な羊ヶ丘展望台、札幌ドームがあり、西に藻岩山を見渡せる緑豊かな街ですが、開拓時代は、作物を売りに行くにも一日がかりの不便な地区でした。現在、道路も整理され、地下鉄も通り便利になりました。忘れがちな明治からの人達の苦労と忍耐を改めて実感し、とても興味を持って時間をかけ、歩いて調べて地図にしました。身近な所で、楽しく新しい発見ができました。


北海道教育大学附属札幌小学校 3年 瀧澤結菜

 

(札幌市長賞)

 

夏休みの旅行中に、変わった形のがい路灯を発見しました。そこで、私が住んでいる札幌市や家の近くのがい路灯はどうなっているのかなと思って調べてみました。がい路灯の数が多くて歩いて調べるのが大変だったけれど、町内会や道路で、がい路灯がちがうことがわかり、おもしろかったし勉強になりました。調べ終わった私は、いろいろな形のがい路灯を見るのが大好きになりました。


藤学園藤女子中学校 1年 土田歩

 

(毎日新聞北海道支社賞)

 

今年は夕立が多く見られました。夕立は、その原因となる積乱雲の急激な発達により発生します。雲の発達は地上や海、河川の水が蒸発して起こります。このことから、水が循環していることがわかります。このモデルを立体模型として表現しました。普段気にかけることのない雨も地球規模の動きとして組み込まれていることを知り、条件が変わることで循環も変化すると思いました。この立体模型製作を通じ、自然環境保護の大切さを知りました。


札幌市立上野幌東小学校 5年 大木菜緒

 

(札幌市教育長賞)

 

道路のわき役・街路樹。場所によって種類が違うことに気づき疑問に思いました。そこで、この「厚別区街路樹マップ」を作ることにしました。厚別区全体を回り、並木道の写真と葉をとることや木の種類の色分けがとても大変でした。でも、実際に行ってみて、街路樹や並木道の特徴などが非常に良く分かりました。この作品づくりを通して、街路樹は身近に自然を感じることができる重要なものだと思いました。


札幌市立西岡小学校 2年 関根陽太

 

(教育地図研究会会長賞)

 

ぼくのいえは、黄色です。とてもめずらしい色だと思っていました。でも、お父さんが「さい近、黄色のいえがふえてきたよ。」と言いました。本当にそうかなと思ったので、調べることにしました。調べてみると、にた色のいえが集まっていることや、新しいいえと古いいえでは、にた色が使われていることなどがわかりました。ぼくが思っていたよりも黄色が多く、びっくりしました。ほかにもピンク色やオレンジなどのいえもあり、カラフルだと思いました。


北海道教育大学付属札幌小学校 1年 丸山哲弥

 

(北海道開発協会賞)

 

ぼくは、いえのちかくをサイクリングしていたとき、しらなかった公えんを発見しました。そこで、あいの里にはどれだけの公えんがあるのかなと思い、夏休みに調べてみることにしました。まず、あいの里の地図にのっている公えんにマークをして、じてん車でまわりました。思っていたよりあいの里は広くて、大変でした。地図にのっていない公えんやあたらしくつくっている公えんも発見できて、うれしかったです。


札幌市立柏中学校 2年 北原有里絵

 

(教育地図研究会会長賞)

 

今回のテーマ「校区内の車道外側線調べ」は、車道外側線にどんな意味があって道路に引かれているのかをきっかけに調べることにしました。それを調べているうちに、なぜ線が引かれていない場所があるのかや、自転車の正しい乗り方などさまざまな問題が生まれてきました。これらを解決するために、警察の人にインタビューもしました。自分の住んでいる地域をもっと調べて、皆さんに知識を広めて行きたいと思います。


札幌市立西小学校 6年 飯田梨恵

 

(札幌市長賞)

 

私は、家の周りの神社や記念館などに屯田兵についての碑や資料が多くあるということに気づきました。しかし、その「屯田兵」自体を全く知らなかったので、自由研究を利用して調べてみようと思い、研究テーマとしました。そして、実際に作品を作り、兵士の暮らしや仕事について調べていくうちに、現在とのつながりも気になってきました。当時の開拓について知ると同時に、屯田兵による開拓が今の琴似の発展に関係しているということがわかりました。


札幌市立八軒北小学校 6年 柳沢朱美

 

(地図協会賞)

 

私の住んでいる西区には、高速道路、地下鉄、川、公園などがありますが、だいたいの位置しかわからなかったので、西区から中央区の一部を立体模型にあらわしてみました。立体模型にしてみたら、山の地形や川の長さなどがよくわかりました。工夫したところは、フィルムに道路や地下鉄をかいて、模型と重ね合わせて見れるようにしたところです。調べたことを生かして、これからの生活に役立てていきたいと思います。


札幌市立北辰中学校 2年 川上慧

 

(国土地理院長賞)

 

何度か行ったことのある世界自然遺産の知床。知床関連の記事を一年間集めてみて、知床が認められた良さの理由と、これからの自然の保護や維持の課題が、いろいろあることを知ることができました。また、立体地図は地図を見て、海岸線は難しそうと思ったとおりに大変でした。時間がなく、出来上がりを心配しながら、切っては貼りの繰り返しでした。完成時の達成感は最高で、最後まで頑張って良かったと思いました。