最終更新日:2023年3月13日

2019年度以降の研修記事

R4年度普通測量研修

同期とともに1年間の研修!

2023年1月25日公開→Facebookで見る
こんにちは、入省1年目の部谷(令和4年入省・一般職林学区分)です。
国土地理院に一般職(技官)として入省すると1年間、東京都小平市(新宿から電車で西に45分)にある国土交通大学校で研修を受け、測量についての基礎知識や技術を学ぶこととなります。今回は、1年間の研修内容をご紹介します!

国土地理院なので、もちろん測量や地図の研修がありますが、そのほか数学、地質学、職場で使うソフトウェアの使い方など幅広く勉強します。講師としては、国土交通大学校の教官や国土地理院職員、大学の先生や地図・測量関係の民間企業の方に来ていただきます。例えば、東京大学地震研究所の先生の地球物理学や、筑波大学の先生のビジュアルデザインに関する専門的な知識も学びます。同期の中には学生時代に測量を学んでいない人が多く、この研修では、はじめての人でもわかるように丁寧に教えていただけるので安心です。
研修内容は、座学、校内実習、現地実習の3つに分けられます。月1~2回は日帰り又は1~2泊で関東周辺に現地実習に行きます。今年度は静岡県伊豆市、山梨県韮崎市、群馬県安中市などに行きました。5月には地図を読む練習として高尾山に登りました。その地域のおいしいご飯が食べられることは現地実習の楽しみの一つです。

一年もかけて研修ができる国の機関はなかなかなく、同期と協力しあって勉強でき、とてもいい研修制度だと思います。

就職活動はつらいことも多いと思いますが、焦らず息抜きをしながらがんばってください!

校内での測量実習

群馬県安中市にて実習。
道路なので目立つ色の服を着ています。

埼玉県秩父市にて地質調査

4月1日の入校式の様子

写真が立体的に見える眼鏡をかけ、地図を描いています。

 

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国交大で1年間の寮生活!

2023年2月21日公開→Facebookで見る
こんにちは、入省1年目の青山(令和4年入省・一般職土木区分)です。
今回は、国土交通大学校(略して「国交大」)での寮生活についてご紹介します!

ある1日のスケジュール
07:00 起床
07:30 朝食
08:50 午前の講義(~11:50)
12:00 昼食
13:15 午後の講義(~17:15)
17:30 夕食
18:30 多目的研修棟でバドミントン
20:00 課題をこなしたり、自室でゆっくりしたり...
24:00 就寝
(8:30~8:50、11:50~12:00、13:00~13:15は自習時間)

寮での食事について
→平日は朝昼夜の3食を食堂で食べます。休日は食堂が閉まっているので、各自で自炊したり、外で食べたりしています。

講義終了後の過ごし方
→講義終了後は多目的研修棟で体を動かしたり、課題をこなしたり、部屋でゲームや動画鑑賞をしたり。中にはジムに通っている人もいます。

休日の過ごし方
→都心に遊びに行く人もいれば、登山に出かける人もいます。同期と一緒に遊びに行くことも多いです。

寮生活の良いところは?
→1年間同期と暮らすことになるので、同期との仲を深めることができます。また、自室から職場(教室)まで徒歩3分で、さらに渡り廊下でつながっているため雨に濡れる心配もなく、通勤のストレスがほぼ皆無です。

寮生活で困ったことは?
→東京なのに携帯の電波が弱いです(泣)。また、洗濯機、乾燥機、冷蔵庫は共用なので、譲り合って使う必要があります。

最初は不安も多い寮生活ですが、すぐに慣れますし、楽しいこともたくさんあります。1年間の寮生活で同期と仲良くなれるのも、国土地理院の魅力だと思います!

ある日の昼食。コロナの影響で閉鎖されていた食堂が、1月に再開しました。

寮の一室。入寮時は何もない部屋ですが、すぐに物であふれます。

談話室。コンロやIHはないですが、電子レンジやトースターを使った軽い自炊ならできます。

国交大の近くの定食屋のロースかつ定食。金曜日の夜や休日は、同期とごはんを食べに行くことが多いです。

 

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もうすぐ修了!

2023年3月10日公開→Facebookで見る
こんにちは、入省1年目(一般職機械区分)の荒木です。
この記事を書いている現在、1年間の研修も大詰めを迎えつつあり忙しさの中に少し寂しさも感じる毎日です。
この1年間を振り返ると、私にとっては初めての連続でした。
元来地理院の業務とは全く関係ない研究分野を専攻しており、測量も地質学もGISも何もかも知らない私にとっては「地図を描く人、国土を測る人、どっちになりたい?」といわれても「測るってなんだ?地図は好きだし、描くのは楽しそうかな?」なんて想像で物言うばかりでした。
しかしこの1年、様々な出自の同期と協力しながら1つ1つの実習を進めていくにあたり測量と一言にいっても本当に様々な種類があること、いつも使っている地理院地図が提供されるまでに様々な作業が存在すること、自分の作る地図が日本の国土を決めるという責任が伴ってくるということ等々、たくさんの知識と経験を獲得し地理院職員として働く基礎を固めることができたと感じております。これには教官方の日々の講義をはじめ、外部機関の専門家の先生方の講義や、実際に現地に赴く多くの実習のおかげです。

そのような1年を経て自分のやりたいことを見つめなおした結果、私は4月から「国土を測る人」として働くこととなりました。1年間の研修を通して1から専門知識を学べるだけでなく、自分のキャリアをじっくりと考えて決められる時間が得られるのも、普通測量研修の良さだと思います。
地理院の業務に少しでも興味がわいた人は、説明会やインターンなど気軽に参加して地理院の雰囲気を味わっていただけると良いかと思います。

現地実習の様子。4月は校内で初めてであたふたしていた作業も、このころにはだんだんと板についてきました。

雨にも負けません。

同期と協力して地図と資料を読み解きます。講師の方のフォローも手厚いのでとても助かりました。

QGISの実習の最後には、各々設定したテーマに関して課題発表も行いました。

1年間の実習の経験を糧に、来年度からの業務に励みます。※息止めて写真撮っています。

 

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国交大での生活について

国土地理院に一般職(技官)として入省すると、最初の1年は国土交通大学校(通称:国交大)で普通測量研修を受けることになります。研修員が国交大でどのような生活を送っているのか、今回から以下の3回に分けて、令和3年度普通測量研修員の皆さんにその様子を紹介してもらいます。

あっという間の一年間! 講義編

2022年3月14日公開→Facebookで見る
こんにちは、入省1年目の宮城(令和3年入省・一般職林学区分)です。
今回は、国土交通大学校での日々の講義についてお伝えします。

国交大では、測量に必要な知識や技術を身に着けるために様々なことを学びます。科目は、数学、地球物理学、地形学、地質学、誤差学、GISなど理数系の講義のほか、図式(地図の描き方に関するルール)や測量法、地籍調査、国際協力に関するものなど多岐にわたります。講師には東京近郊の大学の先生や国土地理院職員のほか、他省庁や測量・地図関係の民間企業、日本測量協会の方も来ます。海外で行った測量の話や、昔の測量方法について聞く機会があり、とても興味深いです。

測量の知識を深めるために、座学で学んだことを実践するのが校内実習です。ここでは実際に測量を行い、機器の取り扱い方や測量の手順を確認します。失敗もたくさんしましたが、そこから得られた学びはとても大きいです。また、研修のフィールドは国交大だけではありません。地形学実習では、二泊三日で伊豆の火山地形や河川地形を観察しました。そのほか都内や、山梨県、千葉県など、様々な場所で実習がありました。

そんな盛りだくさんの研修はハードな時もありますが、個性あふれる同期がいるので大丈夫です。お互いの得意不得意を補い合い、課題に取り組みます。私は地理学の出身で理数系は苦手ですが、わからない所をきくことができる同期と教官がいるので、とてもありがたいです。一年間かけてじっくり学ぶことで、一回の説明では理解できなかったことも「あの時説明していたのはこういうことだったのか!」と、知識が点から線になっていくのを実感しています。

研修期間もあとわずか、ということで名残惜しく思いつつ、今月末からの新しい配属先での勤務を楽しみにしています。

写真1 地形学実習(静岡県函南町 筆者右)
どのように動いて断層が作られたのか議論中。クリノメータで断層の走向と傾斜をはかり、スケッチをします。

写真2 地理調査実習(山梨県韮崎市)
地形や土地の成り立ちを示す土地条件図を作成するために、地図を片手に歩き回ります。雪化粧した八ヶ岳が見守る中、三日間の調査を終えました。

写真3 基準点測量(校内)
三角点の改埋(かいまい:傾いたり、欠けてしまった三角点の柱石を埋めなおすこと。メンテナンス業務の一つ)の様子。三角点の柱石は40kg。重い!

 

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校内実習で身につけた力を発揮せよ! 安中実習編

2022年3月22日公開→Facebookで見る
皆さんこんにちは。入省1年目の佐川(令和3年入省・一般職土木区分)です。
国土地理院では一般職の技官として採用されると国土交通大学校で1年間の普通測量研修を受けます。今回の記事では、群馬県安中市での測量実習(以下「安中実習」という。)の様子についてお伝えできればと思います。

安中実習では、以下の3つの測量を3週間にわたって校外で行います。それまでに校内実習を重ね測量技術を習得してきた研修員にとって、その力を存分に発揮する機会といっても過言ではありません。

[1] 地形測量 地形測量では安中研修所周辺の地形図を作成しました。電子平板測量という方式で、取得する地物(建物や道路)にポールを立て、その位置をトータルステーション(TS)で測定します。写真1は実際に道路縁を取得している様子です。地道な作業ですが、地形図が完成した時の達成感は大きいです。

[2] 水準測量 水準測量とは、水準点(標高の基準となる点)の標高を決定する測量のことです。安中実習では3か所の新点について標高を決定しました。測量方法は写真2のように地面に標尺(ものさし)を立て、値を専用の機械で測定します。写真では分かりづらいですがこの標尺は金属製のため重く、標尺を持って水準点間を移動するため疲れます。観測終了と思ったら観測の精度が悪く再測というアクシデントもありました……。

[3] 基準点測量 基準点測量では、新点の位置(経緯度及び標高)を決定します。安中実習ではGNSS衛星(GPS衛星や準天頂衛星など)を用いた方式と、地形測量でも使用したトータルステーションを用いた方式の両方を行いました。写真3はGNSSアンテナを設置している様子です。基準点測量は上記2つの測量と比べると観測終了後の整理作業が大変です。

悪天候や予期せぬ再測などの校外ならではのハプニングもありましたが、無事実習終了までに観測を終えることができました。 また、実習後の時間にも研修所の体育館で汗を流す、教官が南極に派遣された際のビデオを見る、研修所の近くにある城址を見物する(写真4)など様々なイベントがありました。 私はもうすぐ普通測量研修を修了しますが、この安中実習が一番印象に残る実習でした。この記事を通じて校外実習の雰囲気を少しでも伝えられれば幸いです。

写真1 地形測量の様子

写真2 水準測量の様子

             

写真3 GNSSアンテナの設置(基準点測量)

写真4 研修所近くの城址を散策

 

           

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寮生活編

2022年3月30日公開→Facebookで見る
こんにちは、入省1年目の高築(令和3年入省・一般職林学区分)と申します。
さて、皆さんの中で、1年間の国交大での寮生活について気になっている方も多いのではないでしょうか。「寮の生活とはどんなものだろうか…」「隣の部屋の人とは仲良くできるのだろうか…」実際私もそうでした。そこで、今回は普通測量研修員が普段どのような生活をしているのかについてアンケートを行いましたので、ご紹介したいと思います!

 起床時間は何時頃ですか?
→早いと6時ごろに、遅いと8時ごろという研修員も

 就寝時間は何時頃ですか?
→大体の研修員は23時ごろから1時ごろに就寝しています。

 講義終了後の自由時間は何をしていますか?
→課題をこなしたり読書をしたり、あるいは多目的研修棟で他の研修員とバトミントンやバレーボールなどの運動をしたり、動画配信サービスで動画を見たりしています。中にはフルートやピアノといった楽器の練習をする研修員やクライミングジムに行くという研修員も!

 休日はどのように過ごしていますか?
→近場や都内に散歩に出かける研修員や実家に帰る研修員、食料の買い出しに行く研修員もいれば寮から出ずに部屋で過ごす研修員もいるなど様々です。

 持っていると便利なものはありますか?
→ケトル、シリコンスチーマー、ゆで卵メーカーなどの料理アイテム、またモバイルWi-Fiや動画配信サービス、タブレット端末などのITアイテムが挙げられました。

 コロナによる影響はありましたか?
→門限が21時と早いこと、談話室や大浴場が使用できないこと、毎日弁当であることといった声がありました。

 寮生活で良かったことやアピールポイントはありますか?
→同期と一緒にいる時間が長いため友好関係を築きやすかった、講義室や多目的研修棟から近いのですぐに帰れるといった声がありました。また、一人暮らしをするより負担が少ないことや通勤時間が5分以内であることや都内散策できるということも挙げられました。

いかがだったでしょうか。最初は長く感じられますが、慣れてくると案外短かったように思えます。この投稿が将来普通測量研修を行うであろう皆様の助けとなれば嬉しく思います。         

ある日の昼食の弁当。結構ボリュームありますよ!

多目的研修棟に同期全員で集まってバトミントンをしています。点を取ったり取られたりで白熱しました!

             

研修員が普段過ごしている寮の部屋です。ここに色んな物品を持ち込み試行錯誤しながら1年を過ごします。

現在は自炊時のみに使用できる談話室です。コンロやIHヒーターは無いので電子レンジやトースターで調理できるものを作る人が多いです。

 

           

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R2年度 普通測量研修生インタビュー

一般職技官で国土地理院に採用されると、東京都小平市にある国土交通大学校で4月から1年間、普通測量研修を受けます。地図や測量について全く知らない方でも、この研修を通し、国土地理院で働くための知識を身につけることができます。
 今回は、1年間の研修がもうすぐ終了する令和2年度普通測量研修生の皆さんに、これまでの研修生活についてインタビューしてみました!
「研修編」と「私生活編」の2本をお送りします。

普通測量研修生インタビュー「研修編」

2021年3月3日公開→Facebookで見る
●研修(講義、実習)で印象に残っていることは何ですか?
・一連の測量に関する講義や、測量機器を使用した実習を通して、先人達が大変な思いをして測量を行ってきたのだと感じた。
・昔に比べると現在は測量機器の扱いも簡易的になり、原理がブラックボックスになってしまっているが、研修では機器の取り扱いから計算処理に至るまでの過程をアナログな手法で理解でき、とても意義のあることだと思った。
・水準測量と呼ばれる土地の高さ(標高)の測量を、一週間の野外実習において公道上で行い、無事に終えることができた。
・緊急事態宣言明け初の本格的野外実習で、豪雨に見舞われた。
・ドローン操縦や健康管理のためのピラティスの講義。

●研修においてコロナ禍の影響を受けて大変だと思うことは?
・外出自粛や感染対策、Web講義。
・外部見学や県外実習に制限がある。
・食堂が使えないため、平日の食事が基本的に自室でお弁当。
・外出自粛のため門限が21時。
・大浴場が使えない。

以下のようなコメントも…
・社会がコロナ禍に慣れていなかったのもあると思うが、他の組織や民間では例年通りの研修はなく、同期との交流がほとんどないまま業務が始まってしまった新卒も少なくない印象。そんな中、普通測量研修では制限はありつつも例年に近い研修を実施していただけたのはありがたい。

●研修について、国土地理院への就職を考えている就活生の方へアピールしたいことを教えてください。
・大学で地図や測量に関係するような内容を勉強していなくても、研修でそれらについて一から学べるので、どんな人でも受け入れてもらえる。
・普段は立ち入れないところで実習を行えるところ。学習カリキュラムによっては野外での巡検もあるので、楽しい。
・研修期間中は寮での同期との共同生活なので、ほかの会社や官庁に行った知人に比べ、確実に同期とのつながりが深くなる。
・測量に関する専門的な話を、その道の最先端を知る講師に教えてもらえる機会がたくさんある。1年間の研修によって、地図に全く興味がなくても、日常生活に潜む基準点や宇宙測地技術、標高に関して敏感な人間にされてしまう(笑)
 
 

写真1,オンラインによる講義風景。

 

写真2, 測量の基本をマスターするための、古い器械を使用した測量実習。

 

写真3,応用測量実習。左奥の建物が学寮。

 

写真4,地形学実習での断層露頭調査。

 

写真5, 健康管理のためのピラティスの講義。

 

普通測量研修生インタビュー「私生活編」

2021年3月4日公開→Facebookで見る
●休日はどこで過ごすことが多いですか?また、何をして過ごしますか?
・自室で過ごす。(読書、映画・アニメ・動画鑑賞、課題、ゲーム、睡眠など…中には筋トレを始めた人も。)
・屋外やスポーツをできる場所で運動。
・自転車で国土交通大学校周辺の散策。
・実家や友人の家へ行く。
・時折カフェ、書店など。

●食事はどうしていますか?
・平日は寮で提供される弁当。
・休日は、近所のスーパーで購入したお惣菜やパン、冷食など。またはお店のテイクアウト、校門前まで届けてくれるデリバリー。
・寮の周辺(一橋学園や国分寺)のお店で外食。

●リフレッシュする、または日々を充実させるために欠かせないものを教えてください。
・同期と定期的に運動。または、サイクリングなどの適度な運動。
・抱き枕などの寝心地の良い寝具。
・タブレット端末。講義資料をペーパーレス化するのに便利。タッチペンがあるとメモや図に重宝する。
・ゲーム、動画配信サービスでのアニメや映画鑑賞。
・通信が早いWi-Fiまたはデータ通信量無制限のスマホ。
・好きな本、お菓子、コーヒー。
・長く続けられる趣味。
 
 

誕生日ケーキ

写真1, 研修生の誕生日パーティーにて。

 

写真2, 寮から富士山を望む。

 

写真3, 寮で提供される朝食のお弁当。

 

写真4, ご褒美のカフェのコーヒーとドーナツ。

 

写真5, 部屋での時間を充実させてくれるモノ。

              

 

技術系総合職 英語研修3ヶ月プログラムの紹介

基本図情報部 国土基本情報課 澤さん(H29年採用・総合職技術系(工学))

2020年6月26日公開→Facebookで見る
こんにちは。入省4年目の澤(総合職工学区分)です。国土地理院では、測量技術に関する研修を始め、様々な研修制度があります。そのなかの一つに、国土地理院が継続して国際業務を遂行していくために、個々のスキルアップを図る、英語研修があります。昨年度、総合職で入省した職員を対象として設けられている3ヶ月の英語研修に参加してきたので、今回はその研修について少しお話しできればと思います。
 
 この英語研修中は、英会話学校に通学し、まさに英語漬けの日々を過ごしました。授業がすべて英語で行われることはもちろん、自宅でも勉強ができるようたくさんの宿題、そして、休憩時間を含め、学校内で日本語を使ってはいけないというルールもありました。
特に印象に残っているクラスの一つがスピーチ(プレゼンテーション)です。スピーチのクラスでは様々なテーマを扱いましたが、最終スピーチのテーマが“自身の職場における課題とそれに対する改善策の提案”というものでした。
英語を話す、ということだけでも私にとっては大変だったので、それに加えて、課題の分析、改善策の検討、専門的な内容について他者に伝える工夫、など考えることが多く苦労しました。
しかし、なんとかスピーチ、質疑応答を乗り越えられたときは、大きな達成感を覚えました。
英語漬けの環境ということではじめは戸惑いもありましたが、日を重ねるにつれて、自身の成長を感じられる場面が出てきたり、これまで気づかなかった課題に気づいたり、とても刺激的で充実した研修でした。
地理空間情報に関する国際的な連携、途上国に対する技術協力等、国土地理院は重要な国際業務を担っています。
今後、そうした業務にも問題なく携わっていけるよう、これからも英語の勉強に励みたいと思います。
(国際的な活動に関する記事はこちら→https://www.gsi.go.jp/GSI/RECRUIT/fb_kokusai#20200131

あるクラスの一コマ。自分たちの考えをホワイトボードにまとめ、発表を行いました。

模擬国際会議を行いました。各国の代表者を演じるため、情報収集も欠かせません。

模擬国際会議後の夕焼け。翌日も模擬国際会議が続きますが、きれいな景色で束の間のリフレッシュができました。

 

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ああ、1年もあっという間!普通測量研修のお話

2020年3月30日公開→Facebookで見る
 こんにちは、リクサポです。
 国土地理院に一般職(技官)として入省すると東京都小平市の国土交通大学校(通称:国交大)で研修を受けることになります。3月中旬、その1年間に及ぶ研修が終わりを迎えるということで、研修生の森田さんに振り返ってもらいました。
(過去の研修の記事はこちら→https://www.gsi.go.jp/GSI/RECRUIT/fb_kensyu2018.html#2018_kensyu
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 こんにちは、入省2年目の森田(H30年入省、一般職土木区分)です。
 普通測量研修では講義を受け、宿題をやり、テストを受けます。夜の自由時間には卓球やバドミントンで汗を流したり、ドローンの練習をしました。休日には島や山に出かけたりと、充実した日々を送りました。島からの帰りの船で船酔いになりつつ翌日のテスト勉強をしたこともありましたね...
 さてさて、いま改めて研修を振り返ってみると、研修開始当初は測量の授業で数学を使うと聞いていたので「授業についていけるかな?」と不安だったことをよく覚えています。私は文系大学出身で数学が得意ではなかったからです。しかし、そんな不安は研修を受けていく中で解消されていきました。それは困っていた私に教官や同期が数学を親身にわかりやすく教えてくれたからです。何はともあれ、いろいろな方の助けのおかげで無事最後まで授業についていくことができました。
 開始当初は長いなーと思っていた研修も、もうあと数日で終わってしまいます。今月末からは新しい配属先での仕事が始まるので、この1年間で学んだ地図や測量の基礎知識・技術を糧に頑張ろうと思います。

野外での測量実習(群馬県安中市)

教室での授業風景

ドローン練習:
国土交通大学校には多目的研修棟があり、夜にドローンの練習をしている人も

自由時間のバドミントン

卓球:
同期の卓球経験者に教わり、
かなり腕を上げた人もいました。

休日に三宅島へ:
同期に島好きの人がいたので、この1年はいろんな島を巡りました。

 

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1年目技官(一般職)インタビュー

2020年1月15日公開→Facebookで見る
一般職技官採用の1年目が受講する普通測量研修も開始から早9ヶ月が経ちました。
研修生の3人(堀、中浴、中村)に、研修生活や国土地理院を目指したきっかけについて語ってもらいました。
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○ 失敗も笑い話にできる、仲間達との研修
―――早速ですが研修の感想を聞かせてください。
【堀】仕事として勉強できるのは本当にありがたく、集中して取り組めています。一度社会人を経験しているので、ありがたみが一層強いです。
【中浴】思った以上にフィールドに出る機会が多かったです。久しぶりに会った人にはよく「黒くなったね」と言われます(笑)身体を動かすのが好きなので、外に出る機会が多いのはとても楽しいです。
【中村】同期と1年間一緒に暮らす、というのはなかなか面白い経験だなと感じています。勉強を教えあい、失敗もフォローしあって、最終的には笑い話にできるところがいいな、と思います。

○寮は新宿まで30分、竹芝客船ターミナル竹芝桟橋まで1時間 の好立地
―――集団生活という話が出ましたが、休日は皆で島に行っているとか。
【中村】同期に島が好きな人がいて、その人とよく行きますね。
―――そうしたら、業務で行ってみたい離島などはありますか?
【中村】あります。中浴さんは南極に興味があるそうです。中浴 南極は彼(中浴)ですが。
【中浴】仕事でいけるチャンスがあるわけですから是非行きたいですね。
―――島以外だと、休日はなにをしていますか?
【中村】僕は自転車で都内に遊びに行ったりしています。
【堀】私はこの前山手線を一周してきました!
【中浴】山に登っています。折角東京西部に住んでいるので色々行っておきたくて。

○地図を作るだけの仕事じゃない
―――地理院を志望したきっかけはなんでしたか?
【中村】地方測量部のインターンシップに参加させていただいて、「地図を作るだけの仕事じゃない」というのを、職員の方に色々教えていただき、興味をもったのがきっかけです。
【中浴】大学の専門が地球科学で比較的分野が近いというのと、オリエンテーリングをやっていて、地図を見るのが大好きで。地図ができて地球科学っぽい所というと地理院かなと思って志望しました。
【堀】私はもともと測地学をやっていて、逆に地理院が地図というイメージが全くなかったです。「えっ測地でしょ」って。
【一同】おお~~
【堀】自分のやりたいことってなんだろうって考えたときに、大学の専門まで立ち返って、そっちの方が興味あるなと思って、測地の世界に戻って来ました。

○将来は、地理院ならではの経験を
―――最後に、これから地理院で働いて行く上での意気込みをどうぞ。
【中浴】南極に行きたいです!
【中村】地理院でしか経験できないようなことをやってみたいです。あと1つの部署にこだわらずいろんな部署を巡りたいな、と思います。
【堀】大学ではGEONET(GNSS連続観測システム→https://www.gsi.go.jp/eiseisokuchi/eiseisokuchi41012.html)のデータ等を使っていたのでそれに関わることとか、あと大学では触れる機会のなかった分野にも取り組んでみたいです。
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話を聞いていて、充実した研修生活を送っていることがよく伝わってきました!
「普通測量研修」についてはこちら(https://www.gsi.go.jp/GSI/RECRUIT/saiyofb.html#sec1)から過去の研修の様子を御覧いただけます。

水準測量実習 「標尺」を据える中浴さん。標尺担当はこのポーズが基本姿勢。黒くなるのも頷けます。

地形測量実習 トランシーバーで仲間に指示を出す中村さん(写真左)。地形測量はチームワークが大切です。

インタビューに応じてくださった3人。ご協力いただきありがとうございました!

 

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一年目研修の醍醐味 ~安中測量実習~

応用地理部 企画課 榎本さん(H30年採用・一般職技術系(林学))

2019年11月14日公開→Facebookで見る
こんにちは。応用地理部企画課の榎本(H30年入省、一般職林学区分)です。国土地理院では、入省したばかりの一年目職員は測量に関する研修※を受けることになっています(#国土地理院_研修)。その研修の醍醐味と言われるのが群馬県の安中市において一般職と総合職が合同で行う泊まり込みの測量実習(10/1-11)です。昨年実習を経験した私が今年、援助教官として参加しましたのでその一日の様子をお伝えします。

6:30~  実習の朝は毎年恒例のラジオ体操から始まります。北関東特有の朝の冷たさが体に染みます。
7:00~  測量には体力が必要なので朝からしっかりと朝食を摂ります。研修員全員での食事は当たり前のようでかけがえのない時間です。
8:15~17:15(昼は一時間休憩)  早速、測量作業に取りかかります。国土交通大学校で学んだ測量の知識と技術を実践します。まずは慣れた手つきで測量器材を据え付け、班長を中心に作業手順を話し合います。作業は一日中外で行うため体力が要り、時には藪の中に入ることもあります。役割分担をしっかりとし、協力をしあうことが作業の効率化につながります。
17:15~ 実習で疲れたあとの入浴や夕食は格別です。食後の自由時間は研修員同士で談笑したり、運動したりと思い思いの時間を過ごします。

昨年に同様の研修を受けましたが、一年間の研修の中でこの実習が最も思い出深く残っています。普段とは異なる環境でじっくりと測量作業に打ち込めたため、その技術は今も体に染みついています。また一日のほとんどを同期の研修員と共にしたことで仲をより深めることができました。今年の研修員にとってもそのような実習になっていたのではないかと思います。

※1年目職員の研修についてはこちら→https://www.gsi.go.jp/GSI/RECRUIT/fb_kensyu2018.html

写真1 朝のラジオ体操

写真2 測量器材の据え付け

写真3 作業計画を話し合う様子

写真4 藪の中へ…

写真5 研修後のバトミントン

 

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