私たちの身のまわりの環境地図作品展
第19回:全国地区【主催:環境地図教育研究会】作品展の概要「私たちの身のまわりの環境地図作品展」は、小・中・高校の児童生徒を対象に、身のまわりの環境について関心を持ったこと、考えたこと、調査したことを地図にすることを通して、地図や環境に対する関心を深めてもらうことを目的に毎年10月に開催されています。 国土地理院長賞 作品名:「埋め立てと土地利用」 受賞者:筑波大学附属駒場中学校 2年 下澤善広 作品主旨:埋め立て地とそうでない土地の土地利用を比較しました。昔の海岸線の名残も探しました。 (社)日本地理学会長賞 作品名:「自然探検 コウモリを探そう!」 受賞者:埼玉県立浦和高等学校 1年 萩原健太 作品主旨:僕の通っていた小学校では、コウモリを見ることができました。しかし、その小学校は廃校となり、最近はコウモリを見られません。そこで、コウモリはどこへ行ったのだろうと思い、自分の家の周りの自然について調べました。調査内容は、緑のある公園に実際に行き、自然環境を観察し、考察を加えました。それだけでは、コウモリを探せなかったので、聞き取り調査も行いました。地図を作るにあたって、細かく土地利用や緑(樹林)の分布を表すことはとても大変でした。また、写真や表、グラフを添えることで、わかりやすく表現できたと思います。 国土地理院長賞 作品名:「国分寺崖線と緑」 受賞者:東京農業大学第一高等学校中等部 1年 石井みのり 作品主旨:自分の家が国分寺崖線の中にあることを知って驚きました。私の部屋の窓からも緑がたくさん見えます。取材のために近くの散策ポイントをいくつか歩きましたが、とても気持ちがよかったです。これからもこの緑豊かな環境が守られ続けるように願っています。 国土地理院長賞 作品名:「土だって虫だって生きている! ~土の呼吸量と土壌動物調査MAP~」 受賞者:学校法人遺愛学園遺愛女子中学校 1年 松下海星 作品主旨:40カ所の土を採集し、虫を観察して土から出てくる二酸化炭素を調べました。山の方などでは、まだ虫がたくさんいました。これからも美しい自然を守り、未来を築いていきたいです。 北海道地理学会長賞 作品名:「東京区民農園分布調査」 受賞者:筑波大学附属駒場中学校 1年 岩本萌 作品主旨:東京23区の板橋区の区民農園を調べました。区役所へ行ったり、現地の農園に行ったり、そこの利用者にインタビューしたりしました。暑い中大変でした。23区中14区に農園があり、その多くが環七の外側に位置していました。 北海道地理学会長賞 作品名:「今も昔も豊平川」 受賞者:学校法人北海学園北海高等学校 2年 水谷詩歩、戸田美希 作品主旨:私たちは、豊平川の今と昔について書きました。30年前はあんがい古いものだったようで、地図や資料がほんとうでなく、調べるのが大変でした。まだ説明が不十分なところがありますが、資料が探せず、あきらめてしまいました。今度また、こういう機会があれば、たくさんの準備をして地図を作製したいと思いました。 北海道教育委員会教育長賞 作品名:「ラウネ川自然たんけん地図」 受賞者:滝川市立東小学校 3年 大懸宗一郎、大懸遼一郎 作品主旨:ラウネ川は、前は石狩川だったけれど、あふれるから工事をして三日月湖にした所です。夏休みに学校からのおしらせでラウネ川かんさつ会があったので、行くようになりました。ラウネ川は川岸が自然のままなので、つりの人や虫がすきな滝川の人が来ます。いつもいろいろな虫をつかまえられるので楽しいので、遊ぶ所を地図にしました。これを見てたくさんの人がラウネ川にきてほしいです。 (財)日本地図センター理事長賞 作品名:「ピカ暗!!ミステリーZONE ’09 in 下町闇屋敷」 受賞者:筑波大学附属駒場中学校 3年 森田慧 作品主旨: (財)国土地理協会会長賞 作品名:「桜を求めて」 受賞者:埼玉県立浦和高等学校 1年 原聡 作品主旨:この地図は、自分の家の周りの桜並木に興味をもったことから、桜の分布と法則があるのかを調べようと思い、作製したものです。内容は、桜の密集した区域について、その本数と利害に関係するような指標を示したものです。私はこの地図を作り、まず桜の分布の偏りに少し驚きました。地図の左側に桜が多い事は知っていたが、右側にここまで少ないとは思っていませんでした。また、桜の分布は団地の間、公園、学校に多く、鑑賞用なのだと感じました。それに、神社には必ず植わっていたことも意外でした。 旭川市博物科学館長賞 作品名:「私の町内会の虫の好きなお花MAP」 受賞者:北海道教育大学附属旭川小学校 3年 上村素敵 作品主旨:私の町内の家の花だんに、さいている花を調べました。今さいていない花も家の人に教えてもらったり、図書かんで調べました。同じように見える花でもぜんぜんちがう花で、花の種類がたくさんあることにおどろきました。 |