最終更新日:2016年3月18日

平成27年度 九州地方測量部が実施した出前講座

 九州地方測量部が実施した出前講座を紹介しています。

空中写真撮影及び写真地図作成についての出前講座の実施(平成28年2月10日)

 九州地方測量部では、福岡県企画・地域振興部市町村支援課が主宰している「航空写真撮影の共同化における検討会議」において、出前講座を実施しました。
H27九州出前講座福岡航空写真共同化検討会風景
 この検討会議は、県下各市町村が独自に撮影を実施している固定資産税関係の空中写真撮影及び写真地図作成について、経費軽減のためブロック単位での作業を県下市町村へ提案し、調整、検討するものです。 本出前講座は、福岡県下の40市町村50名の担当者を対象に「空中写真(航空写真)撮影の基礎知識」と題して、撮影に当たっての公共測量手続き、撮影及び写真地図作成の工程、空中写真の特性、実体視などを説明するとともに、電子国土基本図、基盤地図情報、電子地形図等のコンテンツの紹介、地理院地図及び地理院地図キットのデモを行いました。

電子基準点がある学校への出前授業の実施(平成28年1月30日)

 九州地方測量部では、電子基準点を設置させていただいている福岡県嘉穂郡桂川町立「桂川(けいせん)小学校」において出前授業を実施しました。
 出前授業は、同校体育館において、5年生(105人)及び若干名の保護者、教職員の聴講のもと、電子基準点の設置目的や取得したデータの利用状況等を説明しました。この他、電子基準点が捉えた東日本大震災や九州地方の長期の地殻変動、三角点や水準点による各種測量手法、地図が出来上がるまでの工程などを説明しました。
 H27九州出前講座桂川説明風景1
 説明の後は、地理院地図上に学校周辺の昭和50年と現在のオルソ写真を重ね合わせ、透過率を徐々に変化させながらどこが変わっていくかを一緒に探し、児童の親が通っていた頃との違いを確認しました。また、学校周辺の3D地図を作成してマウスでぐるぐる回し、いろいろな角度から桂川町を見たり、色別標高図を学校周辺から九州全体までズームするデモを行い、地図は高さの情報も持っていて、加工することで高さ情報が視覚的にわかりやすくなることを説明しました。
H27九州出前講座桂川説明風景2
 続いて、あらかじめ準備した学校周辺のコンビニの住所をもとに、地理院マップシートを使って地理院地図にコンビニを表示させ、距離計測機能により学校からコンビニまでの距離を測るデモを行いました。先生が、「自分の家を地図に載せてみたい人?」と聞くと多くの生徒が手を挙げ、先生から「後で体験させたい。」とのコメントがありました。