福井県越前市立花筐小学校で「地図教室と測量体験」を開催しました

福井県越前市立花筐小学校で「地図教室と測量体験」を開催しました

北陸地方測量部では、毎年「測量の日」関連行事として、(一社)福井県測量設計業協会と共催で、福井県内の小学生を対象とした「地図教室と測量体験」を実施しています。今回は越前市立花筐(かきょう)小学校を対象に、5年生32名は8時40分から10時20分、6年生22名は10時45分から12時25分で実施しました。
北陸地方測量部は授業の前半で地図教室を担当しました。学校側の新型コロナウイルス感染防止対策として、児童に体育館へ集合してもらい、プロジェクタを用いて地図の種類や、測量の方法、地図の作り方、表示のルールなどの説明をしました。その後、簡単な地図記号のクイズや新しい地図記号である自然災害伝承碑についても説明しました
いつもと違う雰囲気での授業のためか、児童には緊張した様子も見られましたが、地図記号のクイズでは児童から声を出し、楽しみながら進めることができました。また、質疑応答の時間では、積極的に手があがり、
「地図に間違いが見つかった場合はどうするの?」
「測量に使用する機械は何種類ぐらいあるの?」
「日本で一番深い海は何m?」
など、思いの外たくさん質問があり、職員が回答に困るくらいでした。
なお、少しでも地図に興味を持ってもらうよう、デジタル標高地形図や南極の地図を持参し、児童に説明を行った後、担任の先生にお渡ししたところ先生からは、「デジタル標高地形図は、わかりやすく面白いので、パネルに入れて飾らせていただきます」とのご意見をいただきました。

(一社)福井県測量設計業協会は授業の後半で「測量体験」を担当しました。目測・歩測による距離計測や、大きな三角定規を使用した建物の高さ計測を行い、トータルステーションの測定結果との比較を行うなど測量の体験学習を行いました。

【参考】越前市立花筐小学校の位置はこちらです
https://maps.gsi.go.jp/#16/35.914070/136.240171/(地理院地図にリンクしています:新規ウインドウ表示)

写真:地図教室の様子

地図教室(5年生)

写真:3D地図体験の様子

地図教室(6年生)

写真:測量体験の様子(高さを測定)

測量体験(高さ計測) 

写真:測量体験の様子(目測による距離測定)

測量体験(TS計測)