電子基準点の新しい「日々の座標値」の試験公開

 電子基準点9点の測量成果のうち標高に誤りの可能性があるため、測量成果の公開を停止しました。

公開方法

 現行最終解(F3解)と同様のフォーマット(posファイル)で、電子基準点データ提供サービスのFTPサイトから公開します。posファイルは、以下の構造のフォルダで保存しています。
  /data/coordinates_F5/YYYY : YYYYは西暦を表します。
 なお、FTPサイトの利用には、ユーザ登録が必要(※)になりますので、未登録の方はFTPユーザ登録のホームページからの登録をお願いします。
 ※国土地理院共通ログイン管理システムのユーザ登録とは別になります。

公開する結果の期間

 3月24日時点で結果を公開する期間は、2017年1月29日~2020年2月29日となり、2020年3月1日以降の結果は、一定期間ごとに追加して公開します。また、2017年1月28日以前の結果は、解析を実施次第、1年単位で順次公開します。

新しい解析ストラテジ(第5版)の主な更新点

  • 第5版では次世代GPS衛星(BLOCK III)にも対応します。
  • 第4版では準拠座標系としてITRF2005(IGS05)を採用してきましたが、第5版では最新のITRF2014(IGS14)に準拠します。
  • 全国の電子基準点の「日々の座標値」の計算に当たっては、国土地理院構内にある電子基準点「つくば1」を固定点としていますが、この固定点の座標値の解析手法について、日本周辺のみのIGS点を拘束点とする計算から、グローバルなIGS点を拘束点として計算するものに変更します。これにより、IGS点の欠測により発生していた「日々の座標値」の跳びが軽減します。

注意事項

 公開済みの結果であっても、解析設定の変更に伴う再解析によって差し替えることがありますので、ご了承ください。

ご意見等

ご意見等は問い合わせフォームにてお知らせください。

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