最終更新日:2020年12月18日

測量と地理空間情報関連メールニュース vol.66

測量と地理空間情報関連メールニュース vol.66

1.中国地方測量部からのお知らせ

1.地理院地図に住所の読みの表示機能を追加

 国土地理院は、地域や場所の名称を表す身近な情報であるとともに地理空間情報を利活用する上で位置を検索する鍵となる基本的な情報「地名情報」を整備しています。
 今回、この「地名情報」を基に住所の「よみ」をひらがなで表示する機能を「地理院地図」に追加しました。
 「地理院地図」では、表示している地図の中央付近の住所が表示されます。表示された住所の横のボタンをクリックすることで漢字表記と「よみ」を切替えることができます。

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地理院地図

2.令和2年度「広島の災害の歴史」に展示

 中国地方測量部では、公益財団法人広島市文化財団広島市郷土資料館が主催する令和2年度特別展「広島の災害の歴史」にデジタル標高地形図や地図と測量に関するポスターを展示します。
 この展示会は、広島の町の成り立ちや特色、災害に対する先人の知恵を紹介するものです。

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2.トピックス

1.「G空間EXPO2020」の開催について

(1)「G空間EXPO2020」~地理空間情報科学で未来をつくる~開催!
 令和2年11月24日(火)から12月27日(日)までの約1ヶ月間、今回はオンライン空間を会場にして「G空間EXPO2020」を開催します。
 G空間EXPOとは、地理空間情報の活用に関するセミナーや講演、展示会等を行うことで、新産業・新サービスの創出や地理空間情報の普及啓発を目的とするイベントです。
 国土地理院は、「Geoアクティビティコンテスト」を主催するほか、地理空間情報フォーラムにおいては、国土地理院の業務を紹介するブースの出展、講演・シンポジウムにおいては、「地理院地図パートナーネットワーク会議」を開催します。
 今回は、地理空間情報の最先端技術をwebサイトにより気軽に見ることができます。皆様をオンライン会場でお待ちしています。

▼G空間EXPO2020会場webサイト
▼SNSでもG空間EXPOに関する情報を発信しています
 Twitter:@g_expo
 Facebook :G空間EXPO
 
(2)Geoアクティビティコンテストを開催
 Geoアクティビティコンテストは、「地理空間情報」をキーワードに展示とプレゼンテーションを行うイベントです。
 今年は「Geoコン2020スペシャル」と題して、これまでに紹介してきた数々の魅力的な作品にスポットをあて、作者の方へのインタビューを通して、開発の背景や最新情報などを紹介します。皆様是非ご覧になってください。

▼掲載場所:G空間EXPO2020会場webサイト
▼SNSでもGeoコンに関する情報を発信しています。
 Twitter:@geo_contest
 Facebook :Geoアクティビティコンテスト
 

(3)第12回地理院地図パートナーネットワーク会議を開催
 地図をはじめとした地理空間情報の活用におけるオープンイノベーションを目指し、「第12回地理院地図パートナーネットワーク会議」を12月1日(火)にオンラインで開催します。その模様はYouTubeでライブ中継するほか、会議の様子の動画をG空間EXPO2020内にも掲載します。
 本会議では、「ベクトルタイルの未来」と題してそのトップランナーである3社の講演やパネルディスカッションなど、最新の技術や動向について情報共有・意見交換を行います。
 会議の詳細については随時、下記サイトに掲載してまいります。ご参加をお待ちしております。

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2.令和元年東日本台風から1年、久慈川・那珂川流域の自然災害伝承碑8基を公開

 ウェブ地図「地理院地図」において新たに、久慈川・那珂川流域の水害に関する自然災害伝承碑(4市町8基)を10月9日から公開しました。
 8基のうちの一つ、「可恐(おそるべし)の碑」は明治23年の大洪水を伝えるものであり、昨年の台風でも石碑周辺が浸水するなどし、地域住民の防災意識向上につなげることが重要なものとして改めて認識されています。
 今後も全国の自然災害伝承碑を順次追加予定です。

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▼市区町村担当者の皆様へ
 管内に自然災害伝承碑が建立されておりましたら、担当地区の地方測量部等までご連絡をお願いいたします。
 地理院地図等への掲載のために必要な申請書類・手続き等、ご説明させていただきます。

3.地形分類(ベクトルタイル提供実験)の更新

 国土地理院では、身の周りの土地の成り立ちと自然災害リスクがワンクリックで分かる「地形分類(ベクトルタイル提供実験)」を公開しています。
 このたび10月6日に、中部地区について公開地域が広がるとともに一部地域を更新しました。

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地形分類(ベクトルタイル提供実験)

4.「地震時地盤災害推計システム(スグダス)」が第22回国土技術開発賞を受賞

 2019年6月より運用を開始した「地震時地盤災害推計システム(スグダス)」が(一財)国土技術研究センターと(一財)沿岸技術研究センターが主催する「第22回国土技術開発賞」にて「入賞」を受賞いたしました。
 現在、スグダスの推計結果は、国の防災関係機関や県の防災担当部署に配信され、具体的な被害情報が得られる前の地震発生直後の対応に活用されています。

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3.地域の連携に関する取り組み

鳥取県岩美町他4町と協定締結

 国土地理院は、地理空間情報の活用及び情報、技術等の提供を通して住民の利便性の向上や災害対応等において迅速かつ効果的な防災及び減災の推進を図るため「地理空間情報の活用促進のための協力に関する協定」を11月4日に鳥取県岩美町、鳥取県湯梨浜町、岡山県里庄町、岡山県矢掛町、広島県府中町と締結しました。

4.お知らせ

国土交通大学校測量部における、国及び地方公共団体等職員向け研修のお知らせ(測量・地理空間情報関係)

研修名 : i-Construction〔3次元計測データとその活用〕
期間 : 令和3年1月26日(火)~29日(金) 4日間
目的 : i-Constructionにおける3次元計測技術や計測データの特性とその品質確保、監督・検査に関する知識を修得できます。
対象者 : 国、地方公共団体、独立行政法人等、団体の職員でi-Constructionにおける計測・施工に関する知識を必要とする者(役職・経験年数は問わない)
募集期間 : 令和2年11月18日(水)~12月15日(火)

※新型コロナウィルスの感染拡大防止等の観点から、Web会議システムを活用したリモート研修として実施します。

研修の詳細については、以下の問い合わせ先へご連絡ください。

▼問い合わせ先
 国土交通大学校測量部 TEL:042-321-0957(直通)
                 e-mail:col-sokukikaku=gxb.mlit.go.jp(=を@にして送信してください)
 国土交通大学校ホームページ