GNSSアンテナ位相特性とPCV補正:PCVとは

PCVとは

PCVとは、エポックごとに受信機に飛び込んでくるGNSS衛星からの電波の入射角(下図における横軸)に応じて受信位置が変化する(下図における縦軸)ことを言います。
この変化量は、アンテナ機種ごとによって異なり、アンテナ位相特性と呼んでいます。
アンテナ位相特性は、既知の基線ベクトルと観測した基線ベクトルの平均的なずれであるアンテナオフセットPCV(Phase Center Variation)から成ります。
 図PCV検証結果のグラフ

図:PCV検証結果(L1を2回測定)


国土地理院では、位相特性のうちアンテナオフセットの高さ成分のみを補正してきました。この補正値をアンテナ定数と呼んでいました。

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、以下のページからダウンロードしてください。