最終更新日:2018年5月25日

平成29年度 九州地方測量部が実施した出前講座状況

平成29年度 九州地方測量部が実施した出前講座状況

 九州地方測量部が実施した出前講座を紹介しています。

地図で見る太宰府市 ~災害に備えるための地図とその活用~(平成30年2月22日)

 この講座は、土地の成り立ちや活断層の位置などを表した地図をとおして、私たちの住む地域の自然災害のリスクを把握し、災害に備えるための活用法を学ぶことを目的に太宰府市いきいき情報センターが市民を対象として開催したものです。
太宰府市出前授業風景1
 講座では、国土地理院が公開している新旧の地図や空中写真、目的に応じたテーマを重ねた主題図などを用いて太宰府市の地形を概観し、その中に潜む災害リスクについて説明を行いました。
また、大規模災害時の国土地理院の災害対応について、東日本大震災や熊本地震、九州北部豪雨などの過去の災害の事例を紹介しました。
 

電子基準点がある青島中学校において出前授業を実施(平成30年2月19日)

 九州地方測量部では、電子基準点が設置されている九州管内の小中学校を対象に、国土地理院職員が出前授業を行う、リーディング・プロジェクト「学校へ行こう」を実施しています。
 電子基準点「宮崎」が設置されている宮崎市立青島中学校において1年生18名を対象に今年度2校目となる出前授業を実施しました。
 授業は、校庭に設置されている電子基準点の内部を見学したあと教室に戻り、「国土地理院の紹介」、「電子基準点の役割と電子基準点が捉えた地殻変動」、「地図作りの工程」、「国土地理院が作成したさまざまな地図の紹介」などを行いました。
青島中学校出前講座風景1電子基準点内部の見学はあいにくの雨模様でした。

青島中学校出前講座風景2 青島中学校出前講座風景3

 国土地理院がWebで公開している地理院地図で様々な情報を重ねて表示・閲覧できる事を紹介する中で青島中学校近傍のアナグリフを表示し、赤青メガネを使うことにより地形が立体に見ることなども紹介しました。
青島中学校出前講座風景4
立体的に見える地図を観察してもらいました。

電子基準点がある「こうざき小学校」において出前授業を実施(平成29年6月6日)

 九州地方測量部では、電子基準点が設置されている九州管内の小中学校を対象に、国土地理院職員が出前授業を行う、リーディング・プロジェクト「学校へ行こう」を実施しています。
 昨年度の怡土小学校(福岡県)に続き、今年度は電子基準点「佐賀関」が設置されている大分市立こうざき小学校において4、5、6年生80名を対象に出前授業を実施しました。
 授業は、「国土地理院の紹介」、「電子基準点の役割と電子基準点が捉えた地殻変動」、「地図作りの工程」、「国土地理院が作成したさまざまな地図の紹介」、「新旧の地図・写真による地域の変遷の確認」を座学で行い、同じホール床面に九州の陰影段彩余色立体図(5m×5m)を設置し、赤青メガネをかけ九州の地形、山の起伏や海の深さを体験いただき、児童の皆さんの好評を得ました。
こうざき小学校出前講座風景1 こうざき小学校出前講座風景2
 また、県の名前と位置関係をパズルで学習する分県パズルに挑戦、さまざまな地形や建物の空中写真の実体視、校庭に出て自分の歩幅で距離を測る歩測と、体験型の授業も行いました。 
こうざき小学校出前講座風景3 こうざき小学校出前講座風景4 こうざき小学校出前講座風景5
 九州地方測量部は、測量、地図、地理への理解、興味を深めていただくため、引きつづき「学校へ行こう」を推進していきます。