最終更新日:2018年1月26日

測量と地理空間情報関連メールニュース vol.48(平成29年度第4号)

目次

近畿地方測量部の取り組み(イベント情報)
 1.「関西G空間フォーラム2017」が開催されました
 2.「関西G空間フォーラムin京都」が開催されました
トピックス
 1.京都の小学生が国土交通大臣賞を受賞
 2.電子基準点で「みちびき3号機、4号機」の観測を開始
 3.細島験潮場「登録有形文化財(建造物)」への登録を答申
 4.2017年度日本活断層学会 学会賞を受賞

近畿地方測量部の取り組み(イベント情報)

1.「関西G空間フォーラム2017」が開催されました

 平成29年11月22日に大阪工業大学梅田キャンパス(OIT梅田タワー)で、「関西G空間フォーラム2017」が開催されました。
 「関西G空間フォーラム2017」は3部構成(第一部「測量技術講演会」、第二部「関西地域GIS自治体意見交流会」、第三部「合同パネルディスカッション(G空間社会の実現と自治体GIS)」)の合同シンポジウムとして開催され、基調講演が大阪工業大学吉川教授であったことや、測量CPD・建設CPDやGIS上級技術者用の証明書発行対象講演としたことなどもあり、自治体や企業、学生、研究者等の方々283名の皆さまに参加いただきました。
 また、機器・システム等の展示会においては、例年以上に、多くの方がブースに立ち寄っていただけました。
 関係者の皆様ありがとうございました。

 講演プログラムはこちら
 

2.「関西G空間フォーラムin京都」が開催されました

 平成30年 1月17日に京都テルサで、「関西G空間フォーラムin京都」が開催されました。
  「関西G空間フォーラムin京都」は、「多様な歴史と文化息づく京都のGIS」をテーマとして開催し、京都府の山本建設交通部長からの開会挨拶で始まり、立命館大学の矢野教授、京都大学防災研究所の畑山教授からの講演いただきました。
 当日は、雨天の中でしたが、261名もの方々にご参加いただけました。
 また、地理空間情報関連の機器・システム等の展示会においては、多数の講演会参加者が見学に来ていただきました。関係者の皆様ありがとうございました。

 講演プログラムはこちら

トピックス

 国土地理院では、各地の地図を使った教育や児童生徒の地図についての取組を広く紹介し、より一層の地図の普及啓発を促進することを目的として、平成9年度から毎年、全国児童生徒地図優秀作品展を開催しています。
 この度、その作品展において私立立命館小学校(京都市)2年の楳木 有紀乃(うめき ゆきの)さんの作品「私の住む南福西町『助け合い』安心安全MAP」が国土交通大臣賞に選定され、1月9日(火)国土交通省大臣応接室にて石井国土交通大臣から賞状等が授与されました。
 なお、全国から出展された作品は、2月18日(日)まで国土地理院本院(つくば市)の「地図と測量の科学館」で展示しています。

 詳しくは以下のリンクより参照ください
 受賞作品表彰式(平成30年1月9日)作品展の概要
 
 1月12日から、電子基準点で受信した準天頂衛星システム「みちびき3号機」、「みちびき4号機」の観測データの提供を、国土地理院ウェブページで開始しました。
 「みちびき4号機」が利用可能となることにより、常時、準天頂衛星システムが天頂付近に滞在することとなり、準天頂衛星システムのメリットを衛星測量などで1日中活用できるようになります。
  平成29年11月17日、国の文化審議会は、細島験潮場(宮崎県日向市)など188件の建造物を登録有形文化財(建造物)に登録するよう文部科学大臣に答申しました。
 細島験潮場は国土地理院の前身である陸地測量部が継続的な潮位観測のために設置したものであり、我が国における潮位観測の歴史を今に伝える重要な建造物です。
 今後、文化庁の官報告示を経て、正式に登録有形文化財となる予定です。
 平成28年(2016年)熊本地震が発生した直後に撮影された空中写真の画像データおよび衛星データの解析結果等を、ホームページ等を通じて広く公開し、地震発生直後の現地調査に大きく貢献したことが認められ、平成29年11月25日、日本活断層学会2017年度秋季学術大会(広島大学東千田未来創生センター)において、学会賞を受賞しました。

地理空間情報等についてはこちらのサイトをご参照ください