鎌倉市における避難誘導支援実証実験

概要

11月7日(土)に神奈川県鎌倉市の協力をいただき、鎌倉市以外の方や大学関係者等の参加により、防災アプリを用いて避難場所へ避難する実証実験を行いました。
なお、実証実験には10月5日の審査委員会で選定されたアプリのうち、避難誘導支援機能に優れた3つの防災アプリを使用しました。

日時:平成27年11月7日(土)9時30分~16時05分
場所:神奈川県鎌倉市
参加者:約70名

実証実験の内容

(1) モニタ-による津波避難誘導実証実験
•各々の防災アプリを使用して、スタート地点から指定避難経路による避難場所まで移動する実験。
(2)モニター、開発者等によるグループディスカッション
•実証実験終了後にモニター、開発者による使用した防災アプリの機能、操作性の改善点、防災情報の利活用などについて意見交換を実施。
(3)アンケート調査
•避難時に使用した防災アプリの機能や操作性、アプリに必要な防災情報等についてアンケート調査。
避難誘導実証実験のルート画像

避難誘導実証実験のルート


実証実験の様子

避難ルート上にある「津波避難ビル」等を確認する風景の写真

最寄りの避難所や津波避難ビルまで、 防災アプリの誘導に従い移動。参加者は、画面と実際の町並みを見比べながら、目的地に向かいました。


チェックポイントで、防災アプリ上の表現内容について確認する風景の写真

途中のチェックポイントでは、防災アプリを使って津波浸水予想範囲、標高データなどを確認。 その地点の災害リスクなどについて、グループ内で共有・意見交換等を行いました。


グループディスカッションの様子

使用した防災アプリの機能や操作性についてグループディスカッション風景の写真

移動実験終了後は、防災アプリの操作性や機能の改善点、災害時に役立つ防災情報などについて、グループディスカッションを実施。モニターからは、「操作がシンプルで分かりやすかった」、「音声案内が欲しい」、「表示される情報が多すぎて分かりにくい」、「避難所に屋根があるか等の情報がほしい」等の意見が寄せられていました。