活断層図(都市圏活断層図)の利用について

活断層図の利用について

活断層図 利用の手引

 地方公共団体の防災担当者及び一般の市民の方を対象に、活断層図の利活用と活断層による地震被害の軽減に向けて「利用の手引」を作成しました。ぜひ、ご利用下さい。
 活断層図(都市圏活断層図) 利用の手引(PDF形式:3,929KB)

利用するに当たっての注意事項

(1)活断層図から把握できることの限界
 活断層図では、図に記載している活断層が過去にいつ動いたかは調べていません。従って、それぞれの活断層がいつ動くかは、この図からは分かりません。一般に、活断層がいつ動いたかについては活断層が通っている地面を掘り下げて調査することによってある程度調べることができます。しかし、活断層が今後いつ動くかについて言い当てることは、現在の科学水準では極めて困難であると考えられています。
(2)活断層図に表示された活断層線の位置精度
 この図に示されている活断層線の位置は、空中写真等から判読された活断層の位置を2万5千分1地形図の上に表示したものであるため、拡大しても2万5千分の1の精度を越えることはありませんのでご注意願います。
(3)新しい知見との関係について
 活断層図は、調査時点の最新の知見に基づいて調査した結果を表示していますが、調査年度以降の知見については反映されていません。そのため、特に調査年度の古い図については、他の機関で新しい知見等が得られているかどうかを考慮の上ご利用いただくことをお勧めします。

活断層図の購入方法

 国土地理院の地形図を取り扱っている地図販売店、または日本地図センターから購入することができます。

諸元情報について

 地理院地図活断層図の諸元情報から図郭、図名、公開年、図の調査者、技術資料番号、利用する場合の記載例(出所明示)等がわかります。

活断層図を利用する場合の出所明示方法及び提供申請について

・活断層図は、国土地理院技術資料になっています。
・地理院地図の画像をハードコピー等行って資料に挿入する場合等は、諸元情報から利用する場合の記載例を確認し、出所を明示して自由にご利用ください。

 例 岡田篤正・廣内大助・松多信尚・宮内崇裕(2017): 1:25,000都市圏活断層図「中津川」, 国土地理院.

・活断層線等の活断層図の成果を防災ハザードマップ等に利用される等で、データ提供を希望される場合は、国土地理院技術資料の提供申請を行ってください。
 詳しくは、国土地理院技術資料とその提供についてのページをご覧下さい。

活断層図の基図に関する利用上の注意

 平成25年度から平成29年度に整備した図に記載されている基準点の情報は、平成25年5月29日時点の情報です。活断層図を利用するにあたってはご注意願います。

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