その他の活断層図

平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震1:25,000詳細活断層図(活断層・地形分類及び地形の変状)

 2008(平成20)年6月14日に岩手県内陸南部を震源とするM7.2、震度6強の「平成20年岩手・宮城内陸地震」が発生しました。国土地理院では、被災地の復旧・復興に資するため、「平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震1:25,000詳細活断層図(活断層・地形分類及び地形の変状)」を作成しました。  
 この詳細活断層図は、地震による被害及び地震に伴う地形の変状が分布する地域(一関市、栗原市、奥州市及び平泉町)を作成範囲とし、表図(地図面)と裏図(解説面)があります。  
 表図は、空中写真、航空レーザ計測データなどを使用して、地表に現れた地表地震断層、崩壊、地すべり、土石流、河道閉塞による湛水域などの分布と地震以前の地すべり地形や台地・段丘地形分布を表示しています。
裏図は、調査内容及び図の内容などについて解説を行っています。  
 この詳細活断層図は国土地理院技術資料となっており、複製等使用にあたっては申請が必要です。
 
  表図(地図面)  
  裏図(解説面)

1:25,000都市圏活断層図「白馬岳・大町一部改訂版」(2014年長野県北部の地震(長野県神城断層地震)で出現した地表地震断層の分布と活断層との関係)

 2014(平成26)年長野県北部の地震は、11月22日に長野県北安曇郡白馬村東部を震源とするM6.7の内陸直下型の地震で、長野市、小川村、小谷村で震度6弱、白馬村、信濃町で震度5強を観測しました。
 国土地理院は、この地震断層が確認された地域を含む1:25,000都市圏活断層図「白馬岳」、「大町」を1999(平成11)年に調査・公開していました。2014年長野県北部の地震(長野県は長野県神城断層地震と命名)で出現した地震断層を既存の図に重ねると、「活断層」とはほぼ一致していました。一方「活断層(位置やや不明確)」の活断層については、断層線から離れた場所や、これまで活断層が指摘されていなかった位置に地震断層が出現した箇所がありました。
 これを受けて、地震断層が出現した範囲を中心に、新たな知見を踏まえて改めて調査を実施し、1:25,000都市圏活断層図「白馬岳・大町 一部改訂版」を作成しました。
 なお、「白馬岳」「大町」の2面については、改訂版を平成30年7月に公表しています。

  表図(地図および解説面)  

 本図は、国土地理院技術資料となっており、複製等使用にあたっては申請が必要です。
 購入については、国土地理院の地形図を取り扱っている地図販売店、または日本地図センターのホームページ等から可能です。