1:25,000活断層図「八代 改訂版」「日奈久」
布田川・日奈久断層帯とその周辺の活断層を表示しています
位置図
1:25,000活断層図「八代 改訂版」
1:25,000活断層図「八代 改訂版」(画像をクリックすると、「地理院地図」による閲覧ができます。)
今回の調査で得られたこと
「八代 改訂版」図葉には、日奈久断層約21km、新たに確認された断層(両仲間断層)約3km、新たに確認された断層(糸石断層)約3km、蕨野-出春断層約9km、新開-坂谷断層約5km、小浦-今泉断層約6km、鶴木場断層約3kmとその他の推定活断層を表示しています。
表示した活断層は、以下のとおりです。
注:断層の長さは本図に表示されている範囲です。
「※」は、参考資料2の「7.用語の説明」を参照
布田川・日奈久断層帯とその周辺「八代 改訂版」「日奈久」の解説書を見る。
表示した活断層は、以下のとおりです。
断層名 | 断層について | 長さ | |
1 | 日奈久断層 | 宇城市豊野町安見付近から八代市上片町付近まで、分岐断層を伴いながら、北東から南西に延びる約21kmの右横ずれ※の活断層です。北東部で南東落ち、南西部で北西落ちの上下変位を伴っています。断層北端では活撓曲※、一部の区間では変位による谷の右屈曲が確認できます。 | 約21km |
2 | 新たに確認された断層(両仲間断層) | 宇城市堀切から同市松橋町両仲間にかけてほぼ南北に延びる約3kmの断層で、一部に縦ずれ※の変位と活撓曲※、活褶曲※を伴った二条の活断層です。 | 約3km |
3 | 新たに確認された断層(糸石断層) | 美里町中小路付近から宇城市田馬で西側に延びる断層と分岐し、同市暁付近まで水昌山の北麓をほぼ東西に延びる約3kmの右横ずれ※の変位を伴う活断層です。西側に延びる断層では、縦ずれ※の変位と活撓曲※が確認できます。 | 約3km |
4 | 蕨野-出春断層 | 美里町古米付近から宇城市蕨野、出春を経て、八代市東陽町北まで、一部に並走する活断層を伴いながら、北東から南西に延びる約9kmの右横ずれ※の変位を伴う活断層です。断層全体に変位による谷の右屈曲が確認できます。 | 約9km |
5 | 新開-坂谷断層 | 八代市杉ノ本付近から同市坂谷付近まで小浦川の左岸を北東から南西に延びる約5kmの右横ずれ※の変位を伴う活断層です。変位による谷の右屈曲が確認できます。 | 約5km |
6 | 小浦-今泉断層 | 小浦川の右岸の八代市畑中付近から同市朴の木付近まで、北東から南西方向に延びる約6kmの右横ずれ※の変位を伴う活断層です。変位による谷の右屈曲が確認できます。 | 約6km |
7 | 鶴木場断層 | 八代市古園から馬石峠付近まで北東から南西に延びる約3kmの右横ずれ※の変位を伴う活断層です。 | 約3km |
「※」は、参考資料2の「7.用語の説明」を参照
布田川・日奈久断層帯とその周辺「八代 改訂版」「日奈久」の解説書を見る。
1:25,000活断層図「日奈久」
1:25,000活断層図「日奈久」(画像をクリックすると、「地理院地図」による閲覧ができます。)
今回の調査で得られたこと
「日奈久」図葉には、日奈久断層約11km、小浦-今泉断層約8km、九折付近の断層約2km、鶴木場断層約13km、日光付近の断層約2km、波田島-外平断層約2km、内野断層約10km、小藪付近の断層約1kmとその他の推定活断層を表示しています。
表示した活断層は、以下のとおりです。
注:断層の長さは本図に表示されている範囲です。
「※」は、参考資料2の「7.用語の説明」を参照
布田川・日奈久断層帯とその周辺「八代 改訂版」「日奈久」の解説書を見る。
表示した活断層は、以下のとおりです。
断層名 | 断層について | 長さ | |
1 | 日奈久断層 | 八代市宮地町付近から同市日奈久馬越町にかけて北東から南西に延びる約11kmの相対的に南東側隆起(北西落ち)の特徴を持つ右横ずれ※の活断層です。宮地町から敷川内町の区間では変位による谷の右屈曲が多数確認できます。また、球磨川左岸から南九州西回り自動車道八代南IC付近にかけた南東側に約3kmの活断層が並走しています。 | 約11km |
2 | 小浦-今泉断層 | 八代市年ノ神付近から球磨川左岸の九州新幹線付近まで、北東から南西に延びる約8kmの右横ずれ※を伴う活断層です。断層全体に変位による谷線の右屈曲が多数確認できます。 | 約8km |
3 | 九折付近の断層 | 八代市九折を中心に東西約2kmにわたって延びる活断層で、西端部は位置やや不明確となっています。九折から東側の部分に変位に伴う谷の右屈曲が確認できます。 | 約2km |
4 | 鶴木場断層 | 図葉北端から八代市鶴木場を経て球磨川右岸(同市坂本町中谷付近)まで北東から南西へ延びる約13kmの右横ずれ※を伴う活断層です。同市上深水付近と板ノ平から球磨川の区間では位置やや不明確となっています。登尾谷付近から走水川の区間では変位による谷の右屈曲が確認できます。 | 約13km |
5 | 日光付近の断層 | 八代市日光付近を北東から南西へ延びる約2kmの活断層です。断層全体に変位に伴う谷の右屈曲が確認できます。 | 約2km |
6 | 波田島-外平断層 | 芦北町波多島から同町杉迫付近にかけて全体的に北東から南西に延びる約2kmの活断層です。断層全体に変位による谷の右屈曲が確認できます。 | 約2km |
7 | 内野断層 | 八代市内野付近から芦北町黒崎付近まで東-西~南西方向に延びる約10kmの活断層で、八代市西区付近で北東に延びる断層と分岐しています。一部の区間では位置やや不明確となっています。断層全体に変位に伴う谷の右屈曲が確認できます。 | 約10km |
8 | 小藪付近の断層 | 内野断層南側の八代市小藪付近に内野断層と並行して北東から南西に延びる約1kmの活断層です。断層全体に変位に伴う谷の右屈曲が確認できます。 | 約1km |
「※」は、参考資料2の「7.用語の説明」を参照
布田川・日奈久断層帯とその周辺「八代 改訂版」「日奈久」の解説書を見る。