第4回測量行政懇談会での議論の概要

第4回測量行政懇談会では、以下の議論が行われました。

測量成果の活用に関する提言書について

  1. 懇談会からの提言書をまとめるにあたり具体例を挙げて分かりやすくすべきである。
  2. 国土地理院の測量行政の基本を先ず明らかにして、その上で具体的な適用を記載すべきではないか。国民全体が利益を受ける場合、特定の者だけが利益を受ける場合を整理して、料金徴収に関する基本的な考え方を示すべきではないか。
  3. 提言書(案)について、大筋了承としたい。なお、上記の1.2.及び表現修正が必要な箇所があり今年度末の次回の懇談会において決めることにする。

測量行政基本政策部会における審議状況について

  1. 基本政策の検討における国の測量行政のスタンス、国土地理院が提供する公共サービスの特質を明確にした上で検討を進めるべき。民間が事業を行うことを原則とし、民間ができないことや民間が行うと国民全体が不利益を受けるようなものは国が行うべき仕事だとする方向で検討し、整理すべきではないか。
  2. 国の安全に関する情報の取り扱いについて、政府内でも議論されている。その中で国土地理院としてもリーダーシップを持って対処することが重要ではないか。

測量資格制度部会における審議状況について

  1. 測量法が昭和24年に制定されてから60年近く測量士に関する制度はそのままになっており、社会の変化に対応していない。社会の変化に対応した測量資格制度になるように改正すべきである。