特別展「地図で知るふるさとつくば」(後期)

特別展「地図で知るふるさとつくば」(後期)

画像:地図で知るふるさとつくば(後期)

展示概要

本特別展は、筑波山麓を中心としてつくば市一帯にわたる村々の古絵図を前期(3月1日から4月16日)に引き続き展示したものです。江戸時代から明治初期にかけて描かれた古絵図とともに現代の地図もあわせて掲げ、古今の変遷がわかるように配慮致しました。

貴重な古絵図は、その多くが地元に大切に保管されてきたものであり、前期と後期に分けて古絵図をこのように一堂に会して一般公開したのは初めてのことです。

古絵図は、写真の無かった時代の当時の人々の生活空間を、ビジュアルに今日に伝える記録であり、きわめて貴重な史料です。昔の村々の景観を彷彿させ、かつての土地利用形態がどのようであったかを示すと同時に、また、人間の生活の営みと自然の利用とが調和していた幸福な世界を展開して、現代の自然環境問題にも資するところがあると考えます。

このような貴重な史料である古絵図を見て、現代のつくばから江戸時代のつくばにタイムトラベルを愉しんで頂けたことと思います。