能登半島地震による電子基準点測量成果の改定


 国土地理院は、石川県能登半島で発生した地震(平成19年3月25日M6.9)により大きく変動した能登半島の電子基準点5点の測量成果を地震後の観測データにより改定し、4月23日(月)から公開しました。これらの測量成果は、公共測量の基準として利用可能となります。

 国土地理院では、全国の電子基準点(GPS連続観測局)を各種測量の基準として使用するために、その測量成果(座標値)を定めています。今回の地震により、地殻変動が大きかった地域の電子基準点5点については、測量の基準としての利用を停止していましたが、測量成果を改定することにより再び測量の基準として利用できるようになります。改定された測量成果は、4月23日から国土地理院本院及び北陸地方測量部等で閲覧及び謄本(抄本)交付が可能となりました。
 また、測量成果の閲覧及び観測データの取得は、国土地理院ホームページから引き続き行うことができます。